
「床のフローリングが古くなって痛んできたから、張り替えたいと思っているんだけど
お金かけたくないからなんとかDIYでできないかな?」


今の床板をはがして下地からやり直してまた新しいフローリング張るとなるとかなり大変そうだしDIYのレベルでは無理な気がする。
やっぱり金額は高くても安心して全部任せられる専門業者にお願いしようか?こんなのどこで判断すればいいのかな?

床のフローリングは長年使用すると、表面のコーティングがはがれたり、湿気や水分付着などの影響で内部の木の部分が痛んできます。そろそろ手を打たないといけない部分があると考えていませんか?
そうなってくると問題になってくるのが床板をはぐか?はがないか?この究極の2択を選ぶ必要があります。
・床板をはがすか?はがさないか?決められない人
・床板を貼り替えたいが、どうすればいいかわからない
・床板をなるべく安くDIYで終わらせたいを考えてはいるが、本当に重ねて張ってもいいのか不安がある
本音を言えば、なるべくお金をかけたくないから、今の床板の上から張って、安く終わらせたいと思いますよね?しかし今の床板の状況次第では、重ね張りをしてもすぐダメになってしまうこともあるでしょう。
しかしその一方で、面倒でも床板をはがし、下地からやり直さないといけない場合もあります。床張りだけならDIYでも出来そうだけど、床板を剥がして下地からやり直すことになるとかなり面倒なことに。必要な材料も増えるし、必要な工具も増えるし、
「まだ見えぬ手間」が必ずあるものです。これは私の経験から言える事実です。
床板のフローリングをDIYで安く仕上げるか?それとも潔くプロにお願いするか?
今記事では、私が考えるざっくりした大まかな判断基準を紹介します。
ざっくりした判断ができるようになる。

はい!!ここで私の自己紹介をさせてください!!マサルといいます。
木造建築大工を4年経験し、現在はオーダーメイド家具職人(10年くらい)の仕事をメインに家具作りやDIYに関する情報発進などをやっています。
今回紹介する一般住宅の床貼りは大工時代にプロとしてたくさん経験していますので、参考にしていただけると嬉しいです。
今回の床張りをしたマサルのYouTubeチャンネルはこちら(床張りしている動画は精神誠意再作中)
1 床板張りを自分でやるか?プロに頼むか?
結論なんですが、床板貼りを自分でやるか?プロに頼むか?この問いに対する私の答えは
重ね張りしても問題ないと思えるんですが、微妙なラインってあるじゃないですか?

そうなんですよ。ぶっちゃけその判断は結構難しいですよね。その判断は…プロに見てもらうなり出来れば….あ!?
プロにみてもらえばいいんだ!!

※床板を剥ぐが剥がないか?専門業者に状況を見てもらう時の注意点。



この既存の床板を利用するとはどういうこと?この部分を掘り下げ言うと、床板が表面だけ劣化していて、フローリングの内部はしっかりしている状態ならばそのまま使用することが出来ます。
一方で湿気などにより、床板内部が腐っていて、フローリング自体がブヨブヨしたり、力を加えると朽ちて穴が空いてしまいそうな状況では、そんな状態にさせている原因を突き止める必要があります。そうなってくると床板の解体作業が発生します。
床板を剥がして床板のさらに下の下地材(根太が合板)も確認する必要があります。こうなってくると、かなり大変な作業になることが想像出来ると思います。
2 重ね張りできるか?出来ないか?

まず今回の大きな問題に対する繰り返しの結論なんですが、既存の床板が腐っておらず、そのまま重ねてフローリングを貼っても大丈夫な場合はDIYでやってしまうほうがお得です!!
一方でプロにお願いしたほうがいい時とは、床板を剥がして、床板の受け材からやり直すことが必要な場合です。
こんな時は潔くプロに頼むべきです。ではなぜこのようなプロに頼むべき理由について、後ほど説明していきます。
3 床板りは、「重ね張り」が出来るならDIYで出来る!
現在の床板がダメージが比較的少なく、かつそのまま上から重ねて貼っても問題ない間取りスペースならば、そのまま上から新しい好みのフローリングを貼って終わらせれます。
これが理想形です。一番お金がかからず、ゴミも最小限で済み、さらにDIYでなんとかなる可能性もあります。ただ重ね張りにもメリット・デメリットがあるので注意が必要です。
(床の重ね張りについてはこちらの記事を参考にしてください)
床板重ね張りのメリットデメリット
つい先日私は、私の実家の(小学校の頃から使っていた元私の部屋の床)をフローリングの重ね張りをDIYで実践しました。築40年近い私の実家の床だったので、かなり痛んでいて、張り替えたほうが良かったんですが、腐っていたわけではなかったのと時間の関係で無理やり重ね張りしちゃいました。
ぶっちゃけ剥がすのが面倒くさかったんですよね(笑)しかしいつでも重ね張りできるわけではありません。
4 重ね張りが出来ないケースとは?

「床板を重ね張りしないほうがいい場合とは?」ざっくりこんなときが該当します。
・床板が明らかに腐っている
・床板の下地材が悪くなっている可能性がある場合
・水回り周辺の床は要注意
・湿気がこもりやすい一階の部屋の床は要注意
これらの条件が当てはまる場合は慎重に考えたほうがいいです。安易に重ね張りはしないほうがいいです。特にこれから何十年と済み続ける予定ならばなおさらです。
下地が腐っている状態で上から重ね張りをしても、必ず上に重ねて貼った床板フローリングもそのうち腐ります。
例えると、虫歯の歯があって、上から詰め物をしても治療できておらず必ず虫歯が悪さをし始めるように。
なのでよほどの理由がない限り、腐っている本質的な原因を探して、その部分を取り除くなり何らかの対応をしなければなりません。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
床板の重ね張りが出来ない場合とはどんな時?
4 床張りをプロ(専門業者)に頼むべき理由
ここでは床張りをプロ(専門業者)に頼むときと、その理由を説明していきます。
プロ(専門業者)に頼む判断基準として、床板が腐っていた・激しい損傷があるなどの理由で床板を剥がす作業が発生した場合としました。
なぜ床板を剥がすときはプロに任せたほうがいいのかは?仕事量や材料費が大幅に増えて、専門工具が多く必要になり、作業時間も増えることが予想されるからです。
プロは経験もあり様々な工具もあり幅広い問題にも対応できますが、アマチュアDIYレベルではそうはいきません。
そんな大変な状況を覚悟してでもがんばってDIYでやり遂げたい方は、やったらいいとは思うんですが、「人生で時間が一番大事だ」と思っている私なんかだと、潔くプロに任せる判断をしますね。しかも意外とプロに任せても安いし。
6 まとめ
床のフローリング張替えを自分でやるか?プロに任せるか?
判断基準は重ね張りが出来るか?出来ないか?ここです。
重ね張りなら必要な材料や必要な工具がある程度予測が付くと思いますが、
床板を剥がして一からやり直す改装レベルになると、素人やDIYをかじった事がある程度の技術では難しいです。
まずは専門業者に現地調査を無料でお願いして、現地の状況を見てもらいましょう。
既存の床板が腐っておらず、そのまま重ねてフローリングを貼っても大丈夫な場合はDIYでやってしまうほうがお得です
これから床板が古くなって、綺麗に生まれ変わらせたいと思っているあなたの参考になると嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。マサル